モータ技術

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磁石同期モータの磁石動作点はなぜ磁界が負なのか?ーパーミアンス法の基礎ー

永久磁石は磁石同期モータの重要な構成部品の一つです。永久磁石の特性の一つにはB-Hカーブがありますが、モータ駆動中の動作点は主に磁界が負の領域(特に第2象限)です。本記事では、モータ駆動時の磁石動作点の磁界が負となる理由について解説します。...
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dq回転座標系に6n次高調波が発生する直感的な解釈

同期モータでは、振動や騒音といった特性が一つの重要課題となっています。これらの特性の主要因の一つが、電流や磁束の高調波です。本記事では、dq回転座標系において6の倍数次高調波が発生する直感的な解釈について説明します。 関連する計算は↓...
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深層生成モデルを活用した埋込磁石同期モータの自動設計システムを提案しました!【セルフ論文解説】

立命館大学の清水です。論文が IEEE Trans. Energy Convers. に採択されましたので、日本語で解説します。原論文はこちら(オープンアクセス)からどうぞ。 深層生成モデルを活用したIPMSMの自動設計 2022年は ...
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磁石同期モータのインダクタンスをLCRメータで測定するときに考えること

磁石同期モータ(PMSM: Permanent Magnet Synchronous Motor)の業務をしていると、目の前にあるモータのインダクタンスがどれくらいか測定したくなる時があります。しかし、3相の電圧と電流を測定して電圧方程式か...
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同期モータの電圧方程式ー⑤d-q回転座標系⇒3相座標系への変換ー

電圧方程式はモータの重要な基本式の一つです。本記事では,d,q軸電圧方程式を3相上の電圧方程式に逆変換を行い,d,q軸電圧方程式の導出に使用し3相電圧方程式が復元できることを確認します。そこから,3相座標上の相互インダクタンスがdq軸上...
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IPMSMのid-iq平面上におけるMTPA制御曲線を導出する

埋込磁石同期モータ(IPMSM: Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)の代表的な制御法として,最大トルク/電流(MTPA: Maximum Torque Per Ampere)制御がありま...
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Matlab/Simulinkで波形の単純移動平均を計算する方法

出力データの移動平均は,Matlab/SimulinkではDSP System Toolboxを使用すればすぐ実装可能です。が,toolboxなしでも単純移動平均(SMA: Simple Moving Average)は簡単に実装できます。...
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同期モータの相電流実効値と電機子電流の関係は,銅損経由だとイメージしやすくなるよ,という話

同期モータについて勉強したての頃は,電流だけで何種類も登場して混乱してしまう方も多いかと思います。私の場合,相電流と電機子電流の使い分けがうまくイメージできませんでした。特に, $$ I_a = \sqrt{3}I_e  $$ ...
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同期モータの電圧方程式ー④d,q軸鎖交磁束を用いた導出ー

電圧方程式はモータの重要な基本式の一つです。前記事までは,d,q軸電圧方程式をd,q軸インダクタンスと界磁磁束で表現していました。必要に駆られて,d,q軸鎖交磁束を用いた電圧方程式を導出したため,備忘録的にその導出過程をまとめます。 ...
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なんで交流回路では奇数次高調波しか考えなくて良いんですか?ー半波対称性とフーリエ変換ー

電気工学の分野で電圧波形や電流波形について検討するとき,フーリエ変換を用いて高調波を計算することが多いと思います。その時,交流回路の諸特性の高調波には奇数次高調波のみが発生し,偶数次高調波は全て0となっていることが多いです。 普段業務...
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